リハビリテーション科

現在、リハビリテーションセンターには理学療法士8名(内2名は介護療養型病棟専従)、作業療法士7名、言語聴覚士1名、助手1名がおり、スタッフ一同患者様に対して可能な限りのサポートを行えるように心がけています。

理学療法では、病気・ケガ・寝たきりなどによって身体が不自由になった方に対して、関節可動訓練や筋力訓練、寝返り・起き上がり・歩行などの基本的動作能力の回復や維持を目指した運動療法を行います。また、必要に応じて、温熱療法・牽引療法・電気療法などの物理療法を行い、痛みの緩和や循環の改善を図ります。

作業療法では、身体または精神に障害がある方に対して食事・更衣・排泄その他の日常生活動作及び社会的適応能力の回復を図るため、自立に向けた訓練・指導を行っています。

言語療法士は主に口から食べ、飲み込む機能が低下したいわゆる「摂食・嚥下障害」のある方に対して、嚥下造影検査などを用いて嚥下機能の評価を実施し、食べるために必要な器官の運動訓練や、食べやすい食事形態への調整、姿勢や飲み込み方の指導を行います。また、失語症や記憶障害、認知症といった「高次脳機能障害」、声が出にくい、うまく喋れないといった「音声障害」、「構音障害」に対して、機能の評価とその方に合わせた訓練や代償法の提案・指導を行います。

リハビリテーションセンターでの機能訓練だけでなく、病棟での日常生活動作訓練や在宅での訪問リハビリテーション等、患者様の状態に応じた場所でのリハビリテーションを提供しています。必要に応じて杖等の補助具の使用についての指導・調整や、日常生活を行いやすくするアドバイスも行います。
また在宅復帰の際には、手すりの設置や住宅改修についての検討や、在宅でもできる運動や介助方法の指導などを行い、患者様だけでなく、家族の方も含めて援助しています。

診療時間

 月〜金曜日 9:00〜12:30 / 13:30〜18:00
 土曜日 9:00〜12:30 / 13:30〜17:00